
梅雨真っ只中ですが、真夏日が観測される日が増えてきました。
ムシムシして暑いと食欲が落ちてしまいがち。
食欲が落ちてくると、スタミナをつけるためにネバネバした料理を食べることも多いですよね。
でも、そんなネバネバ料理が、かえって体の負担になる可能性があるってご存知でしたか?
夏といえばネバネバ食材?
暑くて食欲が落ちてくると、冷たいお蕎麦や素麺を食べたり、ネバネバした食材を料理に取り入れたりしますよね。
夏のネバネバ食材といえば
- 山芋
- オクラ
- 納豆
などなど、他にもたくさんあります。
ネバネバした食材はスタミナ食材とされ、夏バテにも効果があるといわれています。
ネバネバの正体は、ムチンという成分。
(食材によっては違う成分の場合もあります)
ムチンはタンパク質の分解を助ける効果があるので、消化促進に役立ちます。また、ヒトの気管や胃腸などの粘膜を覆う粘液の主成分もムチンでできているので、ムチンの多いネバネバ食材には胃粘膜や呼吸器の粘膜保護作用もあり、胃炎や風邪などの予防効果も期待できます。
「ネバネバ」はえらい!粘り食材で暑さバテ対策!|元気通信|養命酒製造株式会社
このムチンが、食欲を促してくれるということなんですね。
ネバネバが体の負担になるとき
だったら、ネバネバした食材をどんどん取り入れて、夏の間中食べ続ければいいじゃん!と思ってしまいますが、実はこのネバネバが体の負担になることもあるそうなんです。
ネバネバ食材を控えたほうがいい人
それはずばり、胃腸の調子が弱っている人です。
暑くて食欲がないからこそ食べ物でスタミナをつけようと思いますが、それがかえって胃腸の負担になることがあるそうです。
私がいつもチェックしているTwitterアカウントの漢方のミドリ薬品さん。
つぶやきを引用させていただきます。
食欲低下、下痢・軟便時にネバネバ食材は控えよう!
中医の考えでは胃腸は、油っこいものなどの他、生ものや冷たいもの、過剰な水分でも弱ると考えます。
ネバネバ系は生ものが多く、見た目通り余分な水分を胃腸内に停滞させるので、胃腸の調子が悪いときにはできれば避けるほうがよいですよ。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年5月19日
これは私も実感としてあります。
湿気が多くて胃腸が参っているとき、体内の水分がうまく排出されていないような感じがあって。
汗をうまくかけないからでしょうかね。
胃が余計にもたれる感じ。
こういう体調のときに、ネバネバ系のものを食べると悪化します。
今の時期は、湿気の影響を受けやすいです。
梅雨といいながら晴れの日も多いですが、湿気が多くなってきたな~って感じます。
健康によいとされる発酵食品も、湿気にやられているときは多量に摂取しないほうがよさそうです。
ネバネバ食材の代わりに食べるとよいもの
胃腸が弱っていたら、スタミナをつける以前に胃腸を労わらなくてはいけません。
消化がよく、胃を冷やさないものを食べるようにしましょう。
みぞれ鍋、おいしそう~!
胃腸が弱ってる人におすすめ【みぞれ鍋】
【材料】豆腐:1丁、大根:1/3、昆布:1枚、小口ネギ:適当。
<作り方>
①昆布で出汁をとる。
②大根の皮をむいてすりおろし、軽く水気を切って①の鍋に入れてアクを取る。
③切った豆腐を加える。ゆずや生姜、一味を加え、ポン酢でどうぞ。 pic.twitter.com/wmi0rC3p8D
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年5月21日
あとは、旬のものを食べるのが何よりだと思います。
これからの季節は夏野菜が出てきますね。
体を冷やす作用があるので、体の熱を冷ましてくれます。
冷たい夏野菜ばかり食べるとかえって胃腸を冷やしてしまうので、そういう場合は火を通してから食べたり、体を温める作用のある薬味と合わせて摂るとよいそうです。
暑いから冷たい食べ物や飲み物をたくさんとって、なんか体がだるくなってきたからネバネバ食材でスタミナ~
という食生活は、不調を招くことがあるのでご注意を!
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