「大阪・関西万博に行きたい!」と思いながらも、体力に自信がないのでなかなか気が進みませんでした。
パビリオンの予約も、挑戦してみたけど全滅…
そんな状態で、4歳の子どもを連れて家族で万博へ行ってきました。

今回は朝から昼過ぎまでの4時間滞在という短時間プランです。
体力無しの私でも、事前準備のおかげでなんとか楽しむことができました。
この記事では、子連れ&体力に不安がある人向けに、万博を楽しむための準備と持ち物リストをご紹介します。
パビリオンの予約が取れなくても、限られた時間でも、工夫次第で十分楽しめましたよー!
同じような不安を感じている方の参考になれば嬉しいです。
我が家のスペック&好み紹介
まずは、我が家のスペックを紹介します。
同じような立場で、行くのを迷っている方の参考になれば。
私…体力が極端に少ない/暑さと人混みにめっぽう弱い
→ 普段から外出するとすぐ疲れるため、万博のような大規模イベントはかなり不安。
どうしても体験したい・食べたいものがあるわけではなく、建築やアートを楽しめたらいいな~くらいのモチベーション
夫…人並みの体力あり/行列嫌い
→歩き回ったり荷物を持つのは平気。行列が大嫌いなので並ぶパビリオンは嫌。
あまり外国のグルメには興味がなく、できればガンダムパビリオンに行きたい。
子…結構体力あり/ちょっと怖がり
→基本的に遊具や走り回れるスペースがあれば楽しめる。暑さや空腹で不機嫌になることも。
滞在時間は、10時~14時までの約4時間です。
普段からお出かけは長くて4~5時間で満足できる一家なので、今回もこれくらいの無理のないスケジュールにしました。
パビリオンの予約は取れなかったので、予約なしで入れるところや、建築を見て回る作戦で行こうと決めました。
万博ってどれくらい大変?子連れ・短時間組が気になるポイント
「万博ってとにかく広くて、人も多くて、1日中歩き回る」
そんなイメージがありますよね。
実際、SNSで「2万歩歩いた」「2時間並んだ」という声を見ると、体力に自信がない人や子連れにとってはかなりハードルが高く感じます。
特に気になったのは、以下の3つのポイントでした。
①敷地の広さ&移動距離
万博会場はとにかく広く、端から端まで移動すると2〜3km以上にもなるとのこと。しかも建物の間隔が広いので、目的地によっては15〜20分歩くこともあります。
大屋根リングをぐるっと一周する場合、40分くらいかかるとのことです(個人差あり)
②パビリオンの混雑&待ち時間
人気パビリオンは事前予約が必須、当日予約枠もすぐ埋まるほどの人気ぶり。
並んで入る場合は、30分〜2時間待ちという情報もあり、子連れにはかなりキツい…。
予約が取れても、入場まで並ぶこともあるとのことです。
③気温・天候の影響
私が訪れたのは5月でしたが、すでに30℃近い高温と湿気で暑さが厳しく、日陰や休憩所の確保が重要でした。
雨の日や風の強い日もあるため、屋外という点も気にしておく必要があります。
5~6月は寒暖差が激しく、夜になると海風で寒いこともあります。
東ゲートからの入場を選んだ理由と混雑状況レポート
万博には「東」「西」の2つのゲートがありますが、今回は東ゲートから入場しました。
東ゲートのほうが西ゲートよりも混雑するのですが、東ゲートを選んだのにはいくつかの理由があります。
なぜ東ゲートにしたのか
主な理由は2つです。
- 家からのルートでは東ゲートが最適だった
- 私と子どもがバス酔いしやすい
東ゲートは主に地下鉄、西ゲートはシャトルバスが交通手段となります。
最初に入場予約を取ろうと思ったとき、希望日の東ゲートでは9時10時の予約がいっぱいでした。
じゃあ西ゲートか…と思ったのですが、会場に一番近いシャトルバスのターミナルがJR桜島駅。
我が家からJR桜島駅に行ってシャトルバスに乗るとなると、地下鉄に乗って行くよりも時間も料金も余計にかかることが判明しました。
もう一つがバス酔い問題。
酔い止めを飲めば大丈夫なのですが、子どもは特にバス嫌いで乗りたがらないので、できれば地下鉄で行きたいなーと。
ちなみに、予約でいっぱいだった東ゲートも、数日経てば予約枠が開放されていました。
団体のキャンセルが出たり、予約人数の見直しがあったりで、予約できる数は変動するようです。
最近は入場者数が増えてきたので、9時10時の枠が空くことはないかもしれません。
行く日が決まったらすぐに予約しましょう!
【当日の混雑状況と入場時間】※午前9:30頃着
東ゲート9時の予約を取り、会場に着いたのは9:30頃です。
4月に万博に行った友人から「予約した時間ぴったり到着を目指さず、少し遅く行ったほうがいい」とアドバイスをもらっていました。
いくら早く到着しても、予約時間にならないと入ることができません。
入場までに並ぶ時間をなるべく少なくしたかったので、9時を過ぎてからの到着にしました。
東ゲートに到着すると、既に10時11時に予約した人たちが待機していました。
9時予約の人は、既に入場が始まっている列の後ろに並びます。
と、怖気づいてしまいましたが、列自体は少しずつ前進していたので、長時間立ち止まるということはありませんでした。
手荷物検査を終えて入場が完了するまでにかかった時間は約25分でした。
「東ゲートで1時間以上並んだ」などの情報をSNSで目にしていたのでドキドキしていましたが、予約時間より早く到着すると(予約時間が来るまでの時間がプラスされるので)待機時間が長くなるということのようです。
逆に、9時予約で10時前などに到着した場合、10時予約の人たちの入場が少し早めに始まったりするので、それはそれで時間がかかってしまうこともあるそう…
難しい…
入場までの待ち時間を少しでも短くしたいのであれば、
入場前にチェックしておくと安心なこと
持ち物検査と入場をスムーズに済ませるコツは以下!
- QRコードはスクショor印刷しておく
- 飲み物はバッグから出しておく
万博公式アプリやサイトから入場用のQRコードを見ることができますが、毎回ログインを求められて面倒です。
電波の状況でなかなかページが開けないということも。
スクショしておくか、紙に印刷して持っておくのがベストです。
私は紙に印刷してパスケースに入れておきました。
パビリオンの予約や入場でもこのQRコードが必要になるので、サッと出せるようにしておきましょう。
万博の入場は、空港の手荷物検査と同じような検査があります。
係の人から案内がありますが、飲み物もチェックされるので、水筒やペットボトルはバッグから出しておくとスムーズです。
開封済みのペットボトルは専用の検査をしていましたが、水筒は他の荷物と一緒にカゴに入れて検査機を通ればOKでした。
※5月下旬時点のことです。
現在では方法が変更になっている可能性があります。
子連れ&体力少なめでも安心!持って行ってよかった万博アイテム
万博の会場はとにかく広く、日差しや人混みなどでかなり体力を消耗します。
特に小さな子ども連れだと、「とりあえず行ってみればなんとかなる!」が通用しない場面も多く、持ち物の準備が安心感につながります。
ここでは、実際に持って行って役立ったもの、あって助かったグッズをジャンル別にまとめました。
【必須アイテム編】暑さ対策が一番大事!
日傘or帽子
これは絶対絶対必要です!
入場までの待機場所は、屋根のないスペースです。
万博では大屋根リングの下など日陰はたくさんありますが、パビリオン間を移動するのに屋根のないところを歩くことが多くなります。
日傘は、混雑している入場ゲートやパビリオンの行列で少し邪魔になるのですが、そんなことも言ってられない暑さです。
みんな日傘をさしているので、暑さに弱い方は遠慮なくさしましょう。
お子さんはツバの広い帽子がいいですね。
我が子が使っている帽子はこれ。
後ろの日よけが長く、保冷剤も入れられます。
2歳頃に買って、いまだに愛用しています。
ハンディファン
暑いときに大事なのは風です。
入場待ちで、私は暑さでクラクラしました。
顔にずーっと風を当てていたことで、なんとか耐えられました。
お子さんには、折りたたみのうちわなどもいいかも。
我が家は100均で買った折りたたみうちわを持っていったのですが、子どもがとても気に入ってずっと持っていました。
危なくないし、壊れたり失くしても惜しくない!
水筒
水分補給も必須ですね!
ただ、今回の万博では給水所があるため、何本も持っていく必要はありません。
一人1本あればいいかと。
ほどよく冷えた水が無料でいただけるなんてありがたい!
給水所は結構並んでいますが、横に自販機もあるので、臨機応変に水分を確保してくださいね。
ちなみに、万博は缶・瓶の飲料は持ち込み禁止です!
水筒やペットボトルを持っていきましょう。
冷感タオル・汗拭きシート
冷タオルは、個包装になっていて開封後1~2時間持つので、入場待ちのときに首にかけておいて、顔に当てたりして重宝しました。
これから湿度が高い季節になるので、汗でベタベタになること間違いなし。
汗拭きシートもあると快適に過ごせます。
【子ども向けアイテム編】子の機嫌が楽しめるカギ
おやつ/軽食(食べ慣れたもの)
万博ではさまざまなフードが販売されているので、食べ物には困らないのですが、行列ですぐに手に入らないこともあります。
最低でもおやつは持っていっておきましょう!
我が家は、子どもがちょっと不機嫌になったら、グミをサッと渡してしのぎました。
昼食も、並ぶ時間が惜しければ持参しましょう。
万博は食べ物持ち込みOKです!
我が家はおにぎりを持っていきました。
暑いので、保冷バッグに保冷剤とともに入れて持参しました。
着替え一式&タオル
子連れでお出かけするときは皆さん持参するものだと思いますが、やはり万博でも着替えとタオルはあったほうがいいです。
暑さで子どもは汗びっしょりになりますし、万博には子どもが遊べる浅い水場もあるんです~
子どもが吸い込まれて行って、びっちゃびちゃになります~
余裕があるなら、サンダルもあるといいかもしれません。
服は着替えられても、靴は濡れたまま替えられないですしね。
【快適グッズ編】無くても過ごせるけどあると安心!
レジャーシートor折りたたみ椅子
入場の際、予約時間よりも早く行くと、時間まで待機場所でじっと待っておく必要があります。
しばらく動けないので、レジャーシートや折りたたみ椅子を持ってきている人がたくさんいました。
ただし、予約時間が来て入場列が進み始めると、じっと座る時間はなくなります。
他に必要な場面としては、休憩したいとき。
午前中は大屋根リングの下にベンチがたくさんあって座るのに困りませんでしたが、午後になると混雑してきて、ベンチも埋まりがちに…
レジャーシートを敷いて地面に座っている人も多かったので、やはり持って行ったほうがいいと思います!
ゴミを入れる用の袋
ゴミ箱も大屋根リングの下などにちゃんと設置してありますが、今すぐ捨てたいってときにそこまで行くのが面倒なので、小さいポリ袋を持って行ってゴミ入れにすると便利です。
他にも、子どもの濡れた着替えを入れたりもできますし、軽いものなので数枚持っていきましょう。
【意外!必要なかった持ち物】実際に使わなかった理由も解説
ネット上で「これは絶対に持って行きましょう!」と書かれていたものの中でも、持って行かなくても大丈夫なものがいくつかありました。
あくまでも我が家の場合なので、ご自身で必要かどうか考えて、なるべく荷物を減らせるように工夫してください。
モバイルバッテリー
これ、絶対必要だと思ったでしょ?私もそう思って持っていきました!
でも、必要なかったんです。
スマホのバッテリーは、70%くらい残ったままで帰宅しました。
バッテリーを消耗せずに済んだ理由は
- QRコードと地図を印刷して持っていった
- 当日予約を一切しなかった
- 短時間の滞在だった
- スマホではなくカメラで写真を撮った
この4つです。
特に上の2つがバッテリーを消耗する原因だと思います。
私のように、QRコードと地図を印刷して持って行ったり、当日予約をほどほどにすれば、たぶん大容量のモバイルバッテリーをいくつも持って行かなくても大丈夫なのではないかと…
1回分フル充電のものが1つくらいあれば十分かもしれません。
家族のうち一人がスマホをたくさん使う役割になって、他の人はあまり使わないというやり方もいいかも。
子ども用の長袖
夜まで滞在するのであれば、海風で冷える可能性があるので長袖があったほうがいいです。
でも、我が家は14時までの滞在だったため、寒くなる時間はゼロ。
これからの季節は夜でも蒸し暑くなってくるので、寒さに強いお子さんであれば長袖は必要ないかもしれません。
迷子札
10万人以上が来場する万博。
お子さんの迷子が心配ですよね。
でも、万博では迷子防止の対策があります。
QRコードを読み取って親のスマホに登録し、子どもの腕にバンドを巻いておくことで、万が一迷子になったら親のスマホに連絡がいく…というシステムです。
ゲート横の迷子/ベビーセンターでリストバンドをもらえます。
持ち帰れるので、記念にもなりますよ。
ベビーカー
ベビーカーもレンタルがあります。
まいごリストバンドと同じく、迷子/ベビーセンターで借りることができます。
4歳未満(48カ月)18kg以下のお子さんは、活用しましょう。
パビリオンでもベビーカー優先レーンがあったりするので、いろいろ役立ちます。
「結構歩ける子だから家からは持って行かなくてもいいけど、万博会場内は広いからベビーカーがあったら助かる」
という3~4歳くらいのお子さんにちょうどいいのでは?
台数が限られているので、利用はお早目に。
まとめ
人混み×暑さが心配な万博ですが、これだけの準備をしていけば心配事もあまりなく楽しく過ごすことができました。
ご家庭によって必要なものは変わりますので、この記事を参考に準備してみてください。
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